片頭痛｜西荻窪中央整骨院

片頭痛は、脳の血管が何らかのきっかけで拡張することによって引き起こされると考えられています。遺伝的要因が関係している場合があり、神経が敏感なタイプの人が片頭痛を起こしやすい傾向があります。

頭痛が起こるメカニズムははっきりとは分かっていませんが、こうしたタイプの方が、環境の変化、ストレスやストレスからの解放、睡眠の取りすぎや不足、天気の変化、赤ワインなど特定の飲食物を引き金に片頭痛を起こすことがあります。

また、女性の場合はエストロゲンのバランスの変化が片頭痛を引き起こすことがあり、男性よりも3倍多く片頭痛を経験するという報告もあります。

片頭痛は突然痛みが始まり、数時間から3日程度続くこともあります。痛みは鼓動に合わせたようなズキンズキンとしたもので、時には吐き気や嘔吐を伴うこともあります。また、光や音、匂いなどに対して敏感になる傾向があります。

片頭痛の特徴的な点は、痛みが始まる前に「頭痛が始まりそう」と感じる前兆があることです。片頭痛には前兆を感じるタイプと、何も前兆を感じないタイプがあります。前兆を感じるタイプの片頭痛は、10人に2～3人と言われています。

前兆としては、感覚が鈍くなったり、言葉を話しにくくなること、甘いものが食べたくなる、あくびが出る、視野の一部が欠けたり、ギザギザの幾何学的な光が視野に現れる「閃輝暗点」といった特徴的な症状があります。こうした前兆の症状は、5分～40分程度で消え、その後に頭痛が始まります。

片頭痛は、何らかの刺激によって三叉神経と呼ばれる神経からCGRPなどの神経伝達物質が放出され、脳や脳の周囲の血管が拡張したり炎症が起こったりすることで引き起こされると考えられています。

片頭痛患者さんの約75%には、頭痛が始まるきっかけ（要因）があるといわれています。これらの要因には、ストレス、ストレスからの解放、疲れ、睡眠（寝すぎ・寝不足）、月経周期、天候の変化、温度差、におい、音、光、旅行、空腹、脱水、アルコールなどがあります。

特に「ストレス」は、頻度の高い要因のひとつです。約60%の患者さんはストレスがあるときに、約25%の方はストレスから解放されたときに頭痛が起こると感じています。

片頭痛とは、脳の過興奮・感受性が高まっている状態です。

片頭痛に対して長年、適切な治療をせず放置すると、加齢に伴い片頭痛自体は軽快することがありますが、難治性の浮動性めまいや頭痛、頭重感、耳鳴りなどを発症することがあります。また、片頭痛は脳梗塞やアルツハイマー病などの認知症のリスクとなるというデータも出ています。

高血圧症、糖尿病、脂質異常症、喫煙、ピルの服用などの危険因子がある場合、脳梗塞のリスクも考慮して治療を行う必要があります。

アルツハイマー型認知症の最大の要因は「遺伝」とされています。そして、片頭痛も遺伝の要因が強いことはほぼ間違いありません。これにより、片頭痛があり親族にアルツハイマー型認知症がいる場合、リスクがかなり高いと考えられます。ですので、片頭痛の治療と予防をしっかり行うことが重要になります。

頭痛の根本的な原因を突き止め、即効性のある施術を行っております。その頭痛を引き起こす筋肉にしっかりアプローチすることで、緊張を取り除いていきます。

また、なぜその筋肉が緊張するようになったのか、その人それぞれの背景を把握し、今後その筋肉が再び緊張しないように、お仕事やプライベートでのアドバイスを行います。さらに、これを実践するだけで、頭痛誘発筋の緊張を一気に緩めるコツをお教えします。

当院でオススメする施術は、『ドライヘッド矯正』です。首から頭にかけてアプローチする手技をお試しいただけます。

一般的な整体やマッサージでは、腰が痛ければ腰をもみほぐしたり指圧をしたり、肩が凝っていれば肩をマッサージや整体で施術することが多いです。しかし、実際には、頭痛とは関係なさそうな場所に根本的な原因が存在することがよくあります。例えば、足の裏や手の指などです。

表面的なアプローチであれば、これでも改善されることがあります。しかし、片頭痛の原因を追求し、そこに施術を行わない限り、症状はすぐに戻ってしまうことが多いです。当院にいらっしゃるお客さまからよく耳にするのは、「マッサージや整体に行ったけれど、すぐにまた片頭痛が出てくる」といったお声です。

そのようなことが起こらないように、問診や検査を通じて原因をしっかり把握し、根本的な施術を行うことにより、片頭痛の軽減を目指します。片頭痛のお客さまの中には、当院の特徴である超ソフトな整体でふくらはぎを軽くマッサージしただけで、慢性的な片頭痛が激減するケースもあります。