肩の痛み・肩こり
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長くデスクワークをしていると首筋から肩にかけて重い痛みがある
長くパソコンやテレビを見ていると眼の疲れと共に肩に辛さを覚える
同じような作業をしていると肩から腕にかけての痛みが出る
悪い姿勢をとっていると背中から首筋にかけて詰まったような痛みが出る
血液の循環が悪化
目が覚めると肩こりを感じて憂鬱になる
お風呂に浸かったも辛さが変わらない
ストレスが溜まると肩が凝り頭痛が出てくるそういったお悩みはありませんか?
もしくは、「今はそこまでの痛みではないから」「今までも痛みはあったけど、大事にならなかったからまだ大丈夫だ」と思っていませんか?
もし今、痛みや違和感を少しでも感じているならば、それは身体が発している危険信号です。 -
肩こりに対する自院の考え
肩こりになる原因としては、筋肉の疲労や冷え、眼精疲労、不良姿勢、ストレスなどが挙げられ、ほとんどが急に発症するものではなく日常生活の中に原因があり、徐々に蓄積されて出現するものになります。
筋肉の疲労による肩こりは、長時間同じ筋肉に力が入り緊張していることにより血流が悪くなる→筋肉に酸素(栄養)が回らなくなる→筋肉が堅くなる→血流が更に悪くなる・・・という流れが出来上がってしまいます。
寒さによる肩こりは、外気や空調、冷たい飲み物ばかり飲む、シャワーしかしないといった、身体の冷えから血流が悪くなり出現します。眼精疲労からくる肩こりはパソコンやスマホの見過ぎ、不良姿勢による肩こりは、スマホ・パソコンを使用する際に前屈みの姿勢になることで頭の重さ(体重の10分の1)が常に肩周辺の筋肉を緊張させ続けることにより出現いたします。
ストレスによる肩こりは、生活や仕事におけるお悩みや緊張など、精神的な面から影響を受けることが多く、長くストレスを受けると自律神経が乱れて首や肩に影響を出してしまいます。 -
肩こりを放っておくとどうなるのか
肩こりと一言でいっても、様々な症状を引き起こす可能性があります。
放置することによって、強い頭痛や眩暈、薄毛や抜け毛、精神に支障をきたす場合もあります。
頭痛や眩暈は、筋肉が常に緊張した状態になると周囲から受ける刺激に対して敏感になります。そして、肩だけでなく首や頭の付近の筋肉まで緊張することにより、結果的に頭部・頚部の血流が低下し「めまい」の出現、頭部の筋緊張などによって締め付けられるような「筋緊張型頭痛」を招きやすくなります。
薄毛や抜け毛は、肩周辺から頭部、頚部付近の血流が低下することで頭皮にも十分な血液が行き渡らなくなり、毛髪の生育や維持に必要な栄養分が毛根に十分届かず、抜け毛や薄毛が増える可能性が考えられます。
また、肩こりが原因でイライラや気分の落ち込みなどが出る場合もあれば、反対にストレスが強い生活をしていることによって筋肉の緊張が高まり肩こりを引き起こすこともあります。自律神経と関係が非常に深いため、頸部が凝って正常に機能しなくなってしまうと、まるでうつ病や更年期障害のような慢性的なイライラや、落ち込み、あるいは不眠といった症状が出現することがあります。 -
肩こりの改善方法
肩こりは肩周りの筋肉への血流が悪くなっていたり、姿勢不良により常に筋肉に負担がかかっている状態になったりすることで、起きていることが多いです。
その為、肩こりの改善方法は硬くなっている筋肉自体にアプローチする方法と、筋肉に負担がかかる原因となっている姿勢にアプローチをしていく方法があります。
筋肉自体にアプローチしていく方法としては、マッサージ・ストレッチ・入浴などがあります。
マッサージは筋肉に刺激をすることで硬くなった部分を柔らかくすることができます。ストレッチは負担がかかり縮んでしまった筋肉を伸ばすことにより、筋肉を正しい長さに戻すことができます。入浴は筋肉を温める事が出来る為、悪くなった血流を改善することができます。
姿勢にアプローチしていく方法としては、矯正治療があります。姿勢不良が起きている方の多くは、お身体の土台となる骨盤や背骨が歪んでいる為、それらを正しい位置に戻します。そうすることのより姿勢不良も改善され、筋肉に負担がかかりにくいお身体になります。 -
肩こりにはどんな施術メニューがおすすめですか?
当院では、お身体の状態によっては保険を使った柔整マッサージの治療を行っております。上記にもあるように、肩こりは筋肉が硬くなっているため、まずはマッサージで筋肉を柔らかくする必要があります。さらにそれに加えて肩こりの原因となっている不良姿勢に対する矯正治療をおすすめしております。
当院の矯正治療は骨格に対するものと筋肉に対するものがあります。
骨格の矯正治療は上半身と下半身にあるそれぞれの関節を正しい位置に戻して、更に骨盤・背骨の歪みを整えていく全身矯正となっております。骨盤は股関節を介して下半身と繋がっている為、肩こりのみの症状であっても下半身の矯正治療を合わせて行う事でより症状を改善させる事ができます。
筋肉に対する矯正治療は姿勢不良の原因となっている筋肉をストレッチなどで伸ばし正しい状態に戻し、姿勢を改善していきます。骨格の矯正治療と合わせて行う事でより高い効果があります。 -
改善するための治療頻度は?
個人差はありますが、急性期の間は毎日でも通っていただき症状改善に努めるのが理想です。大体、5~10回集中治療を行うことがおすすめで、効果が出やすいのが症状改善期です。
それから、体質変化期間として最低3カ月の継続治療、定着期間で最低6カ月の継続治療、健康な状態として今後も痛みの出現しにくいお身体になり将来のリスク低下にまでもっていくのに1年程掛かると言われております。
急性期から症状改善期は出来るだけ詰めて治療し、その後は症状にもよりますが、最低でも週1回の継続治療を行うのが理想とされております。 -
肩こり関連でよくある質問と回答
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Q. 肩こりって改善しないんですか?
A. ずばり言うと治療し続ければ改善します!
体質だからしょうがないと思って諦めていらっしゃる方が多いのですがそんな事はありません。そもそも肩こりが続く原因はなんでしょうか?
多くの原因は不良姿勢による影響です。通常姿勢ですと骨格だけで支えきれている体重や首の重さが、不良姿勢になる事により骨格で支えきれなくなり、その横の筋肉で支えようとします。その筋肉にかかる負担は通常の5倍と言われています!
ましてやその不良姿勢で長時間のデスクワーク等により続くとさらに負担は蓄積してしまいます。
なので肩こり改善において何が重要かというと不良姿勢でいないように気をつける事になります。是非普段の姿勢を今一度意識してみて下さい! -
Q. 肩こりがある時のゴリゴリは何?
A. それは老廃物が原因で収縮した筋肉です。
ただ老廃物そのものがゴリゴリの正体というわけではない点に注意してください。
老廃物の蓄積によって筋肉を構成する筋線維が収縮すると肉体のパフォーマンスが落ちてしまいます。
また収縮する筋線維はアクチン繊維とミチオン繊維の2種類です。
収縮した筋線維は触れたときに痛みや違和感を覚えることがあります。この違和感がゴリゴリとした感触の源です。
ゴリゴリを改善するにはリンパや血流流れを改善する手技治療や肩甲骨はがしのようなメニューを施すのが効果的です。マッサージ以外にも、入浴や水分補給によって改善が期待できます。是非行ってみて下さい! -
Q. なんで肩が凝るの?
A. ふだんは意識していないかもしれませんが、頭の重さは5~6キロもあります。そんな重い頭を支えているのが、首と肩です。日本人は欧米の人と比べると、頭が大きいわりに首から肩の骨格や筋肉がきゃしゃにできているため、肩こりを起こしやすいといわれます。一言で肩こりといっても、その原因は数十種類もあり、人によってさまざまです。そのなかでとくに多いのが「同じ姿勢」「眼精疲労」「運動不足」「ストレス」で、肩こりの4大原因とされています。「同じ姿勢」と「眼精疲労」は、主としてデスクワークや読書、細かい手仕事などによって起こります。とくに最近は、パソコンやスマホの長時間使用による肩こりが増えています。「運動不足」と「ストレス」は、日常の習慣が背景になっています。それだけに生活を見直し、肩こりを起こしにくい習慣をつけることが大切です。
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