膝の痛み
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朝、目が覚めると膝がこわばっていて立ち上がることができない。あるいは立ち上がるまでに時間がかかる
長時間歩いた日の夜、または翌日目が覚めると必ず膝が痛くなる
膝の曲げ伸ばしがスムーズにできない、または全くできない
歩行時や膝を曲げ伸ばしした際に、コキコキとした音がしたり引っかかるかんじがする
正座ができない。正座をした後に立ち上がると痛みでなかなか歩き出せない
痛みはないが、常になんとなく違和感や重だるさがある
雨の日や曇りの日など天候の悪い日や、気温の低い日は決まって調子が悪い -
膝の痛みに関する当院の考え
膝の痛みには、大きく分けて関節の内側の痛みと外側の痛みの2種類あります。
関節の内側の痛みとは、軟骨や半月板、関節内にある靭帯に負荷がかかり、炎症を起こすなどして発生する痛みのことです。
関節の外側の痛みというのは、おもに筋肉の痛みです。日常生活での継続的な負荷や、スポーツによる選手同士の衝突などの大きな外力が加わるなどして筋肉の限界を上回ったときに痛みが生じます。
骨の変形や半月板の損傷、靭帯の断裂といった関節内の問題はレントゲンやMRIといった画像診断で発見できることが多いです。しかし、関節外の痛みはレントゲンなどによる診断が難しい上に、湿布と痛み止めを処方されるだけというケースも非常に多いです。
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膝の痛みを放っておくとどうなるのか
膝が痛むまでなくても、違和感を感じるようなことがあればそれは黄色信号です。その症状は「変形性膝関節症」の前触れかもしれません。
変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減り骨同士がぶつかって痛みが発生したり、O脚などの変形を起こしてしまうような状態のことを言います。
この症状が進行してくると、歩き始めなどの動作や立ち上がり、しゃがみ込み動作など膝を曲げ伸ばしする動作で痛みを感じるようになり生活に支障をきたすケースが多いです。
この変形性膝関節症の軟骨がすり減ることによる膝の痛みや違和感は、最初その症状を感じてから1~2ヶ月経つと自然と軽くなることがあります。しかし油断しないでください。これは、症状が改善したわけではなくその状態に体が慣れて痛みを感じにくくなっているだけかもしれません。年齢を重ねることや体重の増加、日常生活での負荷の増加などが影響して、またいつその症状に襲われるかわかりません。そして、その痛みははじめに感じた軽い違和感や痛みとは比べ物にならないほどの激痛であることがほとんどです。 -
膝の痛みの軽減方法
膝は体の中でも最も複雑な仕組みの部位の一つとなっています。筋肉、靭帯、骨が正常なバランスで機能していないと不調をうったえることになります。
主に膝を曲げるときの痛みは脚の前側の筋肉である大腿四頭筋が硬くなり縮んでうまく伸びないために生じます。また、膝を伸ばしたときの痛みは脚の裏側の筋肉であるハムストリングが硬く縮んでいることが原因です。
この硬く縮まった筋肉達は動きが悪く本来の動きをすることが出来ません。無理に動かそうとすると筋肉を包んでいる筋膜と呼ばれる薄い膜が傷つき痛みが発生がします。さらに酷くなると肉離れを起こす原因にもなります。
この硬くなった筋肉をほぐし元々の柔軟性を取り戻すことで膝の痛みを和らげスムーズな膝の動きを生み出します。 -
膝痛改善のためにおすすめする当院の施術メニューとは
膝痛改善のためにおすすめする当院の施術メニューは筋膜ストレッチと骨格矯正です。
筋膜とは筋肉を包んでいる膜で、身体全体にはりめぐらされており第二の骨格とも呼ばれています。また筋膜には筋肉を保護する作用、筋収縮時の滑りを助ける作用、血管や神経を支える機能があります。これが機能しなくなると筋肉が硬く縮まり動きが悪く本来の動きをするこが出来なくなります。
筋膜ストレッチではこの筋膜に集中的にアプローチし本来の機能を取り戻させます。
筋膜の機能が元どおりになると筋肉の縮まりが改善されて柔軟性が上がるため大腿四頭筋とハムストリングのバランスが整い膝痛が改善されます。
筋肉の縮まりが慢性的になっていると骨格にも影響を与えます。骨格のズレが起きていると筋膜ストレッチだけでは改善までに時間がかかる場合があるので並行して下半身矯正を行うことで筋肉と骨格両方からアプローチ出来るので治療効果としてはとても高くなります。 -
治療頻度その治療を受けるとどう楽になるのか
筋膜ストレッチでは、膝をはじめとする下半身の関節を動かすための筋肉・筋膜にストレッチを行います。筋膜は筋肉を包む膜で硬さがあると筋肉自体にも硬さが生まれます。
また、筋膜は他の筋膜との繋がりがあるため、膝の動作に関係の無い筋肉の筋膜が硬くなっている場合でも、繋がりのある筋肉が膝の動作に関与してる場合はその筋肉が硬くなります。その結果として膝の可動域が悪くなり、痛みに繋がります。
UPC(下半身矯正)では、股関節・膝関節・足関節のアライメント(骨や関節の並びのこと)を整え、可動域を改善させます。それにより歩行時や階段昇降時など動作時の関節の動きをスムーズに行うことができるようになり、膝関節に対する負荷を軽減させ痛みが出にくい状態を作ることができます。
筋膜ストレッチでは痛みの原因となっている筋膜だけでなく、それらと繋がりのある筋膜までストレッチをするため、症状が軽減しやすくなっています。 -
改善するための治療頻度はどのくらいか
治療頻度の理想は週に2~3回で、最低でも週に1回は治療を受けて頂きたいです。
その理由としましては、治療をしてお体が良くなっても間を空けると戻ってしまうからです。その戻ってしまうまでの期間が長くて7日と言われている為最低でも週に1回治療を受ける必要があります。また長くて7日ですので、早い方は2~3日で戻るため理想週に2~3回となっております。
治療期間は筋肉、筋膜を良くしていくのであれば3~6ヶ月、骨格も良くしていくのであれば6~9ヶ月が目安の期間となっております。
お身体の細胞の生まれ変わる周期が3ヶ月周期と言われております。その周期でだんだんとお身体の変化して行きますので、上記のように期間が3ヶ月刻みとなってます。