肩甲骨はがし
-
肩甲骨はがしとは?
肩甲骨とは肩関節の土台になっている骨であり肩の位置を保ち、上肢を胴体に繋ぎとめる重要な役割に担っています。また肩関節身体の中でもっとも複雑な構造と言われており、安定性は周囲の筋肉である僧帽筋(そうぼうきん)・菱形筋(りょうけいきん)・肩甲挙筋(けんこうきょきん)等に依存している形になるので、他の関節より筋肉が硬くなりやすくなってしまうのです。
その筋肉の柔軟性を上げるのが肩甲骨はがしです。
肩甲骨の硬さのチェックの仕方は腕を肩の上から背中に回し、腕を後ろに曲げて背中に回します。
背中側で両手を上下に組めるかチェックしましょう。
これで全て指が握れないと肩甲骨の動き硬いという証拠です。皆様もチェックしてみて確かめてみましょう。 -
肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
デスクワークが多いときや長時間車の運転、ずっとスマートフォンを使っていたときなどには、肩甲骨を動かす機会が少なくなり使わないでいると肩甲骨周辺の筋肉が硬くなるといわれています。また猫背などの悪い姿勢を続けていると、頭の位置が前にずれた状態が続き、重い頭をムリな形で支え続ける事になるため筋肉への負担は更に大きくなっていきます。
実際にそれら放置し続けていると肩甲骨が固まるせいで肩が上がらなくなり五十肩や石灰沈着性腱板炎になり日常生活に支障が生じる程の疾患になるリスクが高まります。さらに放置していると胸郭が圧迫され慢性閉塞性肺疾患等の内科疾患に繋がる可能性も高くなるので注意が必要になってきます!
いずれにしても肩甲骨を動かしていないと健康に害を生じやすいので少しでも肩甲骨を動かす習慣を身につけてみて下さい! -
肩甲骨はがしをするメリットとは?
肩甲骨剥がしにはたくさんのメリットがあります。肩甲骨が張り付いている状態の巻き肩や猫背は、後ろ姿がだらしなく見えるだけでなく、バストの位置が下がるのでそれらを防ぐことができます。また肩甲骨間にある褐色脂肪細胞が活発に働くと効率良く脂肪燃焼を行えて、姿勢も美しくなり、一石二鳥です。肩甲骨を正しい位置に戻すことで肩甲骨の形がきれいに出て「天使の羽」ができていると、背中が華奢に見え、ドレス姿が引き立ちます。また肩こりに関わるほとんどすべての筋肉が肩甲骨につながっているのでさまざまな筋肉の集合地点である肩甲骨をしっかり動かして可動域を広げることで、硬く縮んだ筋肉や関節がゆるみ、血流やリンパの流れが改善し、肩こりの解消へとつながります。
自分でできる肩甲骨はがし
自宅で行える肩甲骨周りケアを紹介します。まず肩のつけ根のくぼみをよくもみほぐして、リンパの流れを良くします。両腕が耳の後ろに来るように両手を上げた位置から両ヒジを背中の後ろに引き寄せながら下げる。このとき、肩甲骨を背骨側に寄せるように意識して10回×2セット行います。
次に仕事の合間に行えるケアです。背中を伸ばした状態で、片手で側頭部を押しながら首を倒すと肩甲骨を動かす筋肉を伸ばすことができます。肩は上がらないように反対側も行います。
また体が冷えて血流が悪くなることが太る最大の原因なのでお風呂で温まりながらするストレッチはとても効果的です。バスタブの底に両手のひらをつけ肩甲骨を寄せながらひじを伸ばします。これを5〜10回行うだけで脂肪燃焼効果が上がります。
当院の肩甲骨はがしとは?
肩甲骨剥がしという言葉は色んな雑誌やテレビで目にしたことがあるかもしれません。
当院の肩甲骨剥がしは肩周りの筋肉の柔軟性を上げ可動域を改善する効果があります。肩甲骨の周りの筋肉(内縁、外縁、上方)にアプローチを行い肩甲骨を浮き上がらせることにより肩の可動域を上げさせます。
柔軟性を上げるということは肩の可動域を上げることに繋がり肩周りの痛み、肩凝りの予防を計れます。
吊革を持つことが出来ない・上着を着たり脱いだりしずらい・肩を動かした時に引っ掛かりがある、など肩に悩みのある方は一緒に解決していきましょう。
肩甲骨剥がしってイメージだと痛そうとか怖いと思う方もいると思いますがその方にあった強さで施術を行うので心配はありません。