慢性的な腰痛に関する症例
慢性的な腰痛の改善報告
患者様の年代
40代
患者様の性別
女性
ご職業・生活スタイル
デスクワーク
症状の発生時期・きっかけ
日常的に椅子に座って仕事をすることが多く、勤務時間も比較的長いため、同じ姿勢を続けることが多い方です。1か月ほど前、いつものように仕事を終えた後、ご自宅で洗い物をしている際に腰の痛みに気づきました。それ以降、仕事がある日の午後になると腰が痛み、業務に集中することが難しくなっていました。特に、前かがみになる動作や、ご自宅で洗い物をしている際に、強い痛みを感じることが多いとのことです。
日常で何ができなくて困っていたか?
仕事では、デスクワーク以外の作業、特に荷物を運ぼうとする動作が難しく、困っていらっしゃいました。日常生活では洗濯物を干すことが億劫になり、洗い物や掃除機をかけることもつらくなっていました。ソファで横になっているときは楽ですが、立ち上がろうとするとつらさを感じるとのことです。
どのような施術を行ったか?
今回は身体を前に曲げた際に痛みを訴えることが多かったため、筋肉の緊張を和らげる目的で、まず全体的に指圧を行いました。腰部では、筋肉の硬い部分を丁寧に捉えられるよう、長めに指圧を行いました。その後、より深部の筋肉にアプローチするため、鍼施術を行いました。
使用した鍼は、長さ1寸6分(50mm)、太さ2番(直径0.18mm)で、腰部に計20本使用しました。背骨の両脇にある一行線に左右5本ずつ、臀部付近にも左右5本ずつ鍼を施しました。また、日によっては仙骨孔を目標とした刺鍼も行いました。
施術のポイント・解説
深部の筋肉にアプローチする方法として、鍼施術が選択肢になると考えました。また、症状が続いていることも踏まえ、鍼灸施術を選びました。
鍼灸施術について知っていただきたいという思いもあり、今回の施術に取り入れました。今後の経過によっては、再発予防を目指した下半身のストレッチや全身矯正を取り入れることも検討しています。今回は痛みの軽減を第一の目標とし、指圧による手技と鍼灸施術を組み合わせました。
通院頻度・期間の目安
週2回の施術を計12回行うことを目安とし、通院期間は合計3か月、来院回数は24回でした。主に平日の19~20時頃にご来院されていました。現在は、症状に合わせて週1回へ変更するかどうか、状態を確認しながら検討しています。
施術後の変化・現在の状態
1回目の施術では、PS(ペインスケール:痛みの程度を示す指標)が施術前の8から施術後の5へと変化しました。
2回目の施術前には、以前は怖さを感じていた動作がスムーズに行えるようになっていましたが、まだ痛みは残っているご様子でした。
12回目の施術前後では、PSが5から3へと変化しました。
患者様からの喜びの声
「初回の施術で、こんなに楽になるとは思いませんでした。今まで気をつけていた動作を気にせず行える喜びを、もう一度感じられたことがとてもうれしかったです」
「施術を受けてから動きやすくなったことを実感し、気持ちも楽になりました」
このようなお声をいただきました。
担当者からの結び・アドバイス
日常の対策として、身体を冷やさないことや、無理のない範囲でストレッチを行うことも大切だと考えています。筋肉の緊張や柔軟性の低下に伴う血流の変化が、痛みに関係している場合もあります。血流は、組織への酸素や栄養の供給、代謝産物の運搬に関わっています。そのため、ご自身の身体の状態に目を向け、できる範囲でセルフケアの時間を設けていただければと思います。
これから寒くなると、身体を動かすことが億劫になる方もいらっしゃるかと思います。この機会に、ご自身の身体をいたわる時間を作ってみてください。
監修
西荻窪中央整骨院 院長
資格:鍼師、灸師
出身地:埼玉県行田市
趣味・特技:映画鑑賞、1人飲み





